イスラエル所有の自動車貨物船MVヘリオス・レイ号が8月14日、日本の千葉港に停泊している様子。山本勝己/AP通信
エルサレム発-イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は月曜日、先週オマーン湾でイスラエル所有の船舶がイランの攻撃を受けたと非難した。この謎の爆発は、同地域の安全保障上の懸念をさらに高めた。
ネタニヤフ首相は、自身の主張を裏付ける証拠を一切示さずに、イスラエルの公共放送局カンに対し、「これは確かにイランの仕業だ。それは明らかだ」と述べた。
「イランはイスラエルの最大の敵だ。私はイランの侵攻を阻止する決意だ。我々は地域全体でイランを攻撃している」と彼は述べた。
爆発は、イスラエル所有でバハマ船籍のロールオン・ロールオフ式自動車貨物船「MVヘリオス・レイ」が、金曜日に中東からシンガポールへ向かう途中に発生した。米国防当局者によると、乗組員に怪我はなかったものの、船体は喫水線直上の左舷側と右舷側にそれぞれ2か所ずつ穴が開いた。
この船は、イランとの緊張が高まる中、中東の水路における安全保障上の懸念を再燃させた爆発事件から数日後の日曜日、修理のためドバイ港に到着した。
イランは日曜日、米国が制裁を解除していないため、今は「適切な時期ではない」として、問題となっている2015年の核合意に関して米国を交えた非公式会合を開催するという欧州の提案を拒否した。
欧州連合の政治担当局長は先月、ウィーン合意の全当事者が参加する非公式会合を提案し、この提案はジョー・バイデン米大統領政権によって受け入れられた。
イランは、バイデン政権がイランの核開発計画を巡る交渉再開の選択肢を検討する中、米国に対しテヘランへの制裁解除を迫っている。バイデン氏は、前任者のドナルド・トランプ氏が2018年に米国を離脱させたイランと世界主要国との核合意に米国が復帰するのは、イランが合意内容を完全に遵守するようになった場合に限ると繰り返し述べている。
船上で爆発が起きた原因は依然として不明である。ヘリオス・レイ号は爆発前にペルシャ湾の複数の港で自動車を荷揚げしていたが、爆発により進路変更を余儀なくされた。
ここ数日、イスラエルの国防相と陸軍参謀総長は、いずれもイランが船舶への攻撃に責任があると示唆していた。イラン側はイスラエルの主張に対し、直ちに反応を示さなかった。
シリアにおける最新の空爆
シリア国営メディアは一夜にして、ダマスカス近郊でイスラエルによる一連の空爆があったと報じ、防空システムがミサイルの大部分を迎撃したと伝えた。一方、イスラエルメディアは、今回の空爆は船舶攻撃への報復としてイランの標的を狙ったものだと報じた。
イスラエルは近年、隣国シリアにある数百ものイラン関連施設を攻撃しており、ネタニヤフ首相は、イスラエルはイランのシリアにおける恒久的な軍事駐留を容認しないと繰り返し述べている。
イランはまた、昨年夏にナタンツ核施設の先進遠心分離機組立工場を破壊した謎の爆発や、イランの著名な核科学者モフセン・ファクリザデ氏の殺害など、最近の一連の攻撃についてもイスラエルを非難している。イランはファクリザデ氏殺害への報復を繰り返し誓っている。
「イランが核兵器を持たないことが最も重要だ。合意の有無にかかわらず、このことは友人のバイデンにも伝えた」とネタニヤフ首相は月曜日に述べた。
通信社 – 新華社
チャイナ・デイリー | 更新日: 2021年3月2日 9:33
投稿日時:2021年3月2日
