米国のハイテク大手の上級幹部らは、長らく延期されていた中国発展フォーラムへの復帰後、中国市場とサプライチェーンを高く評価しており、業界専門家らはこれが自社の世界最大の市場の一つに対する認識を反映していると考えている。

米ハイテク大手アップルのティム・クック最高経営責任者（CEO）は土曜日、フォーラムでのスピーチの冒頭で「戻ってこられて本当に素晴らしい」と述べた。新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ－１９）のパンデミック以降、同氏の中国訪問は初めてだった。

同氏は、アップルと中国の関係が、供給重視からその後「中国の顧客との交流がますます増える」ように変化したことについて語った。

「アップルと中国は共に成長し、両国が享受した象徴的な関係だ」と同氏は語った。

一部の米国ハイテク企業が生産と組み立てを中国から移転する可能性を模索しているとの市場の噂が流れる中、クック氏はこの問題には直接言及しなかったが、同社の「非常に大規模なサプライチェーン」、数百万人の開発者、そして繁栄しているApp Storeを高く評価した。

米国のテクノロジー大手はコンポーネントのほとんどを中国で組み立てており、同社のiPhoneエコシステムには500万人の中国人モバイルアプリ開発者が登録されている。